競走馬って実際に馬刺しになるのか
競馬で走っている馬って馬刺しになったりするの?
こんな疑問、ふと思ったりしませんか。
今回は競馬を見る方には現実を知ってほしくてこの記事を書きました。
※様々な情報を調べた結果ですので間違っている事もあるかもしれません。
競走馬は馬刺しになるのか?
先に結論から言いますと
なります
ただ、全ての競走馬がなるかと言うとそうではありません。
競走馬の中でも成績が残せなかった馬が馬刺しになる可能性があります。
競走馬の引退理由とは?
競走馬の引退する理由は大きく分けて3つです。
①年齢による引退(種牡馬、繁殖牝馬含む)
②ケガ(故障)による引退
③成績不振による引退
多くの競走馬はこの3つの理由で引退となります。
① 年齢による引退
多くの競走馬は6歳ほどで引退します。
高齢まで走る馬は、11歳で障害G1中山グランドジャンプを制したオジュウチョウサンなどが記憶に新しいかもしれません。
2歳から競走生活を送るサラブレッドは人間の年齢で変換すると
- 2歳→中学生、高校生
- 3歳→20歳前後
- 4歳→20代前半
- 5〜6歳→20代後半
- 7〜9歳→30代前半
- 10〜11歳→30代後半
といったようになっています。
10歳以降はもうベテランの域ですね。
基本的に6歳以降、歳を重ねていく毎に能力が落ちる馬が多いのでその年齢あたりで引退する馬が多くなります。
また牝馬はお母さん(繁殖)になるため早めに引退する馬もいます。
年齢によって引退した馬は種牡馬や繁殖牝馬、乗馬になる事が多いです。
② ケガによる引退
競走馬は500キロ近くある馬体を細い脚で支えています。
レースや調教で走るとバランスを崩して転倒してしまったり、心臓などの臓器に異常を起こしてしまう馬もいます。
このように走れなくなってしまうと当然引退となります。
最悪の場合で歩けなくなってしまうと「安楽死」の判断をされることもあります。
ケガによって引退した馬は乗馬になるか、重度のケガになると安楽死となることが多いです。
③ 成績不振による引退
競走馬は成績を残さないと引退となります。
そしてその多くは3歳の夏で中央競馬から引退となります。
2歳の6月から3歳の夏競馬(9月1週目)終わりまでに1勝出来なかった馬は登録抹消になる事が多いです。
新馬戦、未勝利戦に勝てなかった馬は地方競馬に転厩、1勝クラスに挑戦、乗馬になるといった選択肢があります。
上記のいずれにもなれなかった馬が馬肉になる可能性があります。
馬刺しになる馬とは
馬肉になる競走馬は先程の引退理由の中で成績不振だった馬です。
この馬たちは競争用の牧場ではなく、畜産農家に送られた後にある程度筋肉を落とし食用として屠殺されます。
サラブレッドは筋肉質なのでそのままだと肉質が固いという話を聞いた事があります。
その為に一度牧場でゆっくりさせるとの事です。
熊本産の馬肉
馬刺しといえば熊本産が有名だと思います。
熊本産はサラブレッドではなく、重種馬という体重1トンにもなる馬が主です。
その為、程よく脂がのっていておいしいとのことです。
日本で2番目に多い生産量を誇る福島県ではサラブレッドなども多いそうです。
競走馬の生産数
競走馬は毎年、8000頭近く誕生しています。
その中で1勝できる馬は30%ほどと言われています。
残りの70%の馬は中央競馬から登録抹消(引退)となります。
まとめ
自分も競馬を始めたての頃は全く知りませんでした。
馬券購入者の立場からですと好き勝手言えますが、生産者や厩舎はなんとか勝たせてあげようとしています。
また最近では引退馬の余生を考える法人なども増えてきているそうです。
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